日光市の郷土史 高原新田宿と川治温泉 1 皆さんは「日光市の高原(たかはら)」と聞くと何を思い浮かべるだろうか。僕は「高原大根」だった。鶏頂山の中腹に鶏頂開拓があり、メイプルヒルスキー場の側、すなわち雪がたくさん降る、というくらいの知識しか持ち合わせていなかった。 今回は高原新田宿... 日光市の郷土史街道
日光市の郷土史 倉ケ崎の会津西街道の古道 今回は、栃木県日光市(旧今市市)の倉ケ崎ー大桑周辺の「会津西街道」の古道について調べた記事である。我ながらかなりマイナーな記事だなとは思うのだが、考えてみれば今まで一度もメジャーでワールドワイドな記事なんて書いたことがなかったことに気づいて... 日光市の郷土史街道
街道 道路元標 ひと月に最低一つは記事をアップロードしようと思っているのだが、今調べていることは話が大きくなりすぎてまとまっていない。 仕方がないと言っては何だが、日光市の「道路元標」についてお話しよう。 道路元標とは 大正8年(1919)の旧道路法では... 街道
日光市の郷土史 今市町上水道敷設 (今市と宇都宮の水道の歴史 8) ここまで大正5年(1916)に給水を開始した宇都宮市の水道と今市の関連について調べたが、この章からは時代が下り、昭和20年代の話となる。 今市の上水道敷設の機運 皆さんは聞いたことがないだろうか。 「今市浄水場は宇都宮のものなんだよ。昔... 日光市の郷土史街道
今市地震 戸祭配水場 (今市と宇都宮の水道の歴史 7) 「配水場」とは浄水場より配水管を通ってきた水を各蛇口まで導く役割をもち、何かのトラブルで浄水が一時的に止まってしまった場合でも安定して配水できるように、「配水池」として浄水をためておく役割も持つ。 この章では戸祭山に築かれた「戸祭配水場」... 今市地震日光市の郷土史街道
日光市の郷土史 第六号接合井 (今市と宇都宮の水道の歴史 6) 第六号接合井 今市から宇都宮に向かって日光街道を進むと、徳次郎(とくじら)を過ぎて富谷小学校の少し先の左手に、写真のような建造物がある。 宇都宮市水道 今市水系 第六号接合井 なかなか趣のあるこの赤煉瓦の建造物、これが今回のテーマである... 日光市の郷土史街道
日光市の郷土史 宇都宮の水(今市と宇都宮の水道の歴史 1) 日光市立今市小学校と滝尾神社の裏手に、「今市浄水場」がある。2023年4月現在ではコロナ禍のために開放されていないが、中には広々とした貯水槽と古い建物を利用した水道資料館がある。 これは実は「宇都宮市の上下水道局」が管理運営しており、正式名... 日光市の郷土史街道
日光市の郷土史 日光街道を歩く14 その後 旅を終えて ここまで10日間に渡り合計の234kmの道のりを歩いてきたわけだが、旅の終わりにその感想を書いてみる。 首都トーキョーの光と影 東京は開発が進みに進んだ大都会であるが、それでも江戸の頃の歴史をしっかり満喫することができた。多... 日光市の郷土史街道