今市地震の爪痕(9) 室瀬磐裂神社 室瀬用水堀工事 震災復旧記念碑

c)室瀬磐裂神社 室瀬用水堀工事 震災復旧記念碑

 旧今市町室瀬の磐裂神社の敷地内に、「室瀬用水堀工事 震災復旧記念碑」がある。室瀬磐裂神社は小さな山の頂上にあるが、南斜面が頂上から崩れ、このため社殿南側が浮き上がった形になった。現在も南側斜面は大きく崩れた形状になっている。

南側の崩れた斜面

境内石灯籠は北西向きに倒れ、社殿も幾分北西にずれた。この碑は地震によって寸断された農業用水堀を復旧させた記念碑であるが、記された碑文は簡素であり、どこのどの部分を復旧させたかの具体的な内容は記されていない。表面は摩耗・剥落が激しく、石碑の右上が損壊している。

「室瀬用水堀工事 震災復旧記念碑」

 着工 昭和25年3月10日 竣工 昭和26年4月20日

総工費 金79万円也(内訳 国庫補助6割5分 地元負担3割5分)

設計 栃木県耕地課

施工者 上村一同 代表 今市町長青木源吉

世話人 青木清・叶賀竹四郎・高橋義雄・斎藤利一郎・駒場友治・駒場幸次郎・吉原直一

昭和26年8月25日建立

室瀬磐裂神社の参道下にある

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